1948-11-25 第3回国会 衆議院 大蔵委員会公聴会 第1号
第一番目に、タバコ、塩、しようのうのほかにアルコール專賣を統合すること、これはアルコール專賣を國営企業の一環として持ち込まれた既成事実においては、すでに皆樣の御承知のように、昭和七、八年から十一、二年におけるところの、あの農村経済恐慌時におきまして、農村の救済対策、それから戰時経済におけるところの燃料國策と並行いたしまして、アルコール專賣を施行したのであります。
第一番目に、タバコ、塩、しようのうのほかにアルコール專賣を統合すること、これはアルコール專賣を國営企業の一環として持ち込まれた既成事実においては、すでに皆樣の御承知のように、昭和七、八年から十一、二年におけるところの、あの農村経済恐慌時におきまして、農村の救済対策、それから戰時経済におけるところの燃料國策と並行いたしまして、アルコール專賣を施行したのであります。
これをつくるときには燃料國策というような立場で公益專賣的色彩が強かつたのでありますが、現在はやはり收入が上つておるようでありますから、ちよつと塩、しようのうとは性格が違うところがありますが、しかし收入と言いましてもタバコほどに大きな財源にはもちろんなつておりません。
一番目の亞炭増産に關する請願は、山形縣亞炭鑛業會長の名によつて提出されました請願でありますが、山形縣における冬期積雪對策に關する要望の外、特に問題として強調されておる點は、元來亞炭の採掘は、需用家との紐付關係によつて、辛うじて經營されて來たのでありますけれども、本年七月から政府は燃料國策の立場から、配炭公團による一元的の需給統制を以て臨んだため、亞炭の生産に少なからざる支障を來しつつあるのでありますから